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トヨタ「100万円車」戦略…新興100国に小型8種

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トヨタがブラジルでも8モデルの新型小型車を投入予定のようです。特にブラジルに特化した戦略ではないようですが、まぁブラジルにとっても日産マーチの件もありましたが、良い方向性のような気はします。

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■トヨタ「100万円車」戦略…新興100国に小型8種

●他社より割高 性能で対抗

 トヨタ自動車は25日、インド、ブラジルなど100か国以上の新興国を対象に、計8モデルの小型車を2015年までに投入すると発表した。

 価格は100万円前後となる見通しで、8モデル合計で、年間100万台以上の販売を目指す。国内市場が縮小する中、日本の自動車メーカー各社は、新興国戦略を強化しているが、価格競争も激しく、勝ち残りには新興国向けの新たな戦略の立案も不可欠となっている。

■専用車

 トヨタが投入する新モデルは、10年末にインドで発売した「エティオス」をベースに、各地域の需要に合わせて改良を加える。エティオスは、日本のモータリゼーションを先導した初代「カローラ」を目指し、日本人開発者がインドに住み込み、インド人の嗜好を徹底的に研究して開発した。今年後半にはブラジルで生産・販売するほか、中国などにも投入する。

 調査会社のIHSオートモーティブによると、20年のインド国内の新車販売台数は、11年の2・3倍となる675万台に成長する見通しだ。世界最大市場の中国は、約1・7倍の3068万台に達するとしている。

 トヨタは新興国の販売比率を、11年の45%から15年に50%まで引き上げる目標を掲げ、新興国の生産能力も、13年に約310万台に拡大し、日本と匹敵する生産規模になる。

■価格競争

 トヨタの豊田章男社長は「トヨタが新興国で貢献できるのは、安全や環境分野」と述べ、定評のある品質や、高い燃費性能で差別化を図る考えを強調する。

 新興国では価格競争が激しく、国内メーカーは、スズキがインドで30万円から「アルト」などを展開し、約4割の占有率(シェア)を誇る。日産自動車は14年に新興国専用ブランド「ダットサン」を新たに設け、50万円前後の低価格車を投入する。いずれも低価格を武器に、シェア拡大を狙う。

 トヨタはこうした激しい価格競争からは一線を画し、高い品質を維持することで利用者の信頼を獲得し、高いブランド力を武器にシェアを拡大する戦略だ。ただ、低価格志向が強い新興国で、「100万円」カーが、どこまで需要を取り込めるかは未知数だ。

 一方、低価格の小型車は、1台あたりの利益が少なく、コストの低減に向け大胆な「生産改革」も必要だ。

 トヨタは、1台あたり4000~5000点の主要部品のうち半分程度で共通化を図る試みに着手した。日産も、車を「エンジン」「座席」など四つのブロックに分け、ブロックの組み合わせで多様な車種を作る。

 トヨタは、インドなどで、すべての部品を現地で調達する方針で、現地化なども徹底するが、部品に使われる鋼材や樹脂などの素材は日本からの輸出に依存したままだ。「“真の現地化”への道のりは遠い」(トヨタ幹部)という声もある中、どこまで現地化の徹底を図れるかがカギを握っている。(小嶋伸幸、小野田潤)

http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20120526-OYT8T00236.htm