市長の支持率にも影響 聖市の広告費が史上最高
市長が、次回の選挙を見据えて、人気の終盤で広告宣伝費を一気に使いまくってイメージアップをはかる。確かにあり得そうなシナリオですね…困ったもんですね。。。^^;
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■市長の支持率にも影響 聖市の広告費が史上最高
2期目を迎えたジルベルト・カサビ(PSD)政権では、パンフレットや小冊子などの広報関連物に費やした金額が1期目と比べて89%も増加したため批判の的になっている。27日付エスタード紙が報じた。
聖市役所の広報業務の中にはパンフレットなどの発送配達も含まれており、差出人住所に「市役所本庁市長室」と記載された印刷物が毎月郵送されているという。
ジョゼ・セーラ市長時代、つまりカサビ氏が副市長だった当時の最初の4年間の広告費をインフレ上昇分を考慮して計算すると、1億5450万レアルの支出があったことになる。一方、2009年1月1日から今年5月26日までの期間には、2億9100万レアルが広告費として支払われた。
また今年の5カ月間でも、既に昨年同時期より70%も多い5600万レアルが広告費に使われている。特に、同分野の年間予算の83%を既に使い切ってしまった点が指摘されている。
現在カサビ市長が推進中の事業「アンテス・ノン・チーニャ、アゴーラ・テン」では、伯国内の大手広告代理店と契約を結んで広報活動を行っている。5月6日に開かれたビラーダ・クルツラルもその一つで、同イベントの広告費にはイベント全体予算の28%に当たる200万レアルが支払われた。
しかし、PTをはじめとする他党からは「カサビ市長の個人広告としての要素を含んでいる」という批判が上がっており、上級選挙裁判所が定めた規定に違反しているため聖市裁判所と聖州検察局に告発している。
これに対し聖市役所は、インフルエンザ予防接種や救急医療支援サービスなどの保健衛生・医療などの広報活動も行っているので選挙法違反には該当しないと主張している。
カサビ市長の任期は、自身への支持率が最低の状態で終わろうとしている。今の時期に広告費を突然使い始めたのは、次回の立候補時のための根回しで、少しでも良い印象を残しておくためだという見方もある。
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