聖市の駐車クーポン券 7月1日から運用開始へ
本当にブラジルという国は、税金を取ることには長けていますよね。あれこれと新たな仕組みを考え出してしまう…ただ、レストランの料金が上がるのはイヤですね。。。
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■聖市の駐車クーポン券 7月1日から運用開始へ
聖市内のバールやレストランで顧客の自動車を預かるバレットパーキング(駐車代行)業者は7月1日以降、同市役所が発行する駐車クーポン券を利用者に対して渡すことが義務付けられた。同措置に関する規定は5月29日付市官報に掲載された。
駐車クーポン券発行の目的は、駐車場会社による脱税の防止と違法営業の監視を容易にすることにある。利用者に渡されるクーポン券が標準化されるようになれば、利用者らは自動車を預ける駐車場が正規登録されている業者かどうか見分けることが可能になる。
最近では、預けた自動車が適正な場所に駐車されず少し離れた路肩に放置されたり、数日後に駐車違反の通知が届くといった被害も多いため、それらの違法行為を防ぐことにもつながる。
また、駐車クーポン券なしで自動車を預かる違法業者を見つけた場合、「ノッタ・フィスカル・パウリスターナ」のサイト(nfpaulistana.prefeitu
ra.sp.gov.br)で告発することが可能となる。 摘発された業者には自動車1台につき600レアルの罰金処分が下され、その業者を雇ったレストランやバールも責任の一部を負うことになる。さらに、駐車クーポン券の転売や貸し出しも罰金対象となる。
また、クーポン券自体は業者が路上駐車していないことを保証するものではないため、消費者が消費者保護センター(Procon)と聖市役所に駐車場の監査を求める必要性もある。
なお、駐車クーポン券を発行することによってサービス税(ISS)の5%をあらかじめ徴収できるようになるため、聖市役所は約1億レアルの税収増も見込んでいる。
一方、レストランやバール業界では今回の決定を受けて、駐車料金値上げに踏み切る動きが見られ始めているという。
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