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ブラジル・サンパウロで日本式の治安対策が効果を上げています

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いいですねー、日本の「交番」の仕組みが機能しているようです。こういったところは日本が輸出できる武器になりますよね。ビジネス的ではないものの、エッセンスはある気がしますね。

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■ブラジル・サンパウロで日本式の治安対策が効果を上げています

ブラジルでは2014年にFIFAワールドカップ、さらに2016年にはオリンピックが開かれます。
世界中から旅行者が見込まれるイベントがめじろ押しなんですが、最大の課題が、凶悪犯罪が多発する治安の悪さです。
地元の警察は、ある日本式の対策を導入し、それが効果を上げています。

南半球最大の都市・サンパウロ。
かつては、世界で最も犯罪率が高く、戦争状態よりも危険とまで言われていた。
そこで、治安改善のために、サンパウロ州軍警察がつくったのが「交番(KOBAN)」。
日本の警察にならって設置された。
サンパウロの交番の中には、「整理」、「整頓」、「躾(しつけ)」と書かれた標語が掲げられていて、さらに「ピーポくん」の姿もあった。
ロータリー交番のジョルジュ所長は「整理、整頓。毎日見ていると、だんだん言葉通り、行動が統一されてきます。とても大きな役割を果たしています」と語った。
ロータリー交番では、ジョルジュ所長をはじめ、15人の警察官が、交代で勤務している。
ブラジル政府は、2005年から日本の交番システムを導入し、サンパウロ市には、40の交番が設置された。
さらに、警察官の実務研修への協力を日本に要請し、これまでに15人の日本人警察官が現地で指導した。
神奈川県警秦野署の石井 孝署長は「(2006年、サンパウロに)最初着いた時は驚きました。本当に交番があるんだと。ジョルジュ、ジョルジュと頼りにされている、そういう勤務員だったと記憶しています」と語った。
ブラジルの警察では、急増する凶悪犯罪を力で押さえ込む「対決型」の取り締まりが主流だった。
しかし、日本の警察が指導に力を入れたのは「地域パトロール」。
住民が気軽に警察に相談できる環境をつくり、犯罪の芽を摘むのが狙い。
石井署長は「対決型から、信頼される。警察としては信頼されないと、問題の解決にはならない。そういうふうな考え方が、どんどんどんどん進んできた」と語った。
パトロールでは、防犯上のアドバイスや、警察官の人となりを紹介した「交番だより」を住民に配布している。
街の人は「警察に対するイメージは100%変わったよ。治安維持のために、互いが協力することが、いかに大事かということがわかったよ」と語った。
さらに、ブラジルならではの取り組みも見られる。
サッカー歴25年の警察官・ロナルドさんが始めたサッカー教室も、子どもの非行防止が狙いとなっている。
ロナルドさんは「一番の喜びは、子どもや親が信頼してくれて、わたしたちの仕事を認めてくれるということです」と語った。
サッカーを習う子どもは「前は、警察官は怖かったけど、今はそんなことないよ」と語った。
また、貧しい子どものために、図書館を併設するなど、交番による住民サービスは広がりを見せている。
交番導入の効果もあり、治安状況は、10年前に比べ劇的に改善している。
2014年のワールドカップまでに、さらに100カ設置される予定の交番。
ブラジル版お巡りさんのチャレンジは続く。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00225232.html