ブラジルニュース アペルトジマオン|ブラジル経済・ビジネス・文化・生活・サッカー・音楽・旅行等、ブラジルニュースを収集・発信

南米の球児に野球用具を 半世紀前、ブラジルでプレーの西田さん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加




「自分を成長させてくれたブラジルへの恩返し」素敵ですね。ブラジルで野球の存在は、実際のところまだまだマイナースポーツという感じですが、こういった地道な努力で変わっていくかもしれないですね。

—————————————————————————————————
■南米の球児に野球用具を 半世紀前、ブラジルでプレーの西田さん

 半世紀前に「野球移民」としてブラジルでプレーした経験を持つ会社経営西田武さん( 70)=打木町=が4年前から、「恩返し」として同国の球児へボールやバットなどを贈 る活動に取り組んでいる。今秋には初めて、ペルーの子どもたちにも野球用具を届ける予 定で、使わなくなった道具の提供を市民に呼び掛けている。

 金市工高時代に遊撃手として甲子園に出場した西田さんは高校卒業後、19歳で織物機 械メーカー豊和工業(愛知県清須市)がブラジルで設立した合弁会社に入社。同社が日伯 親善とブラジル球界の向上のため約150人の中から選抜した10人の野球移民の1人で 、4年半の間、サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市の工場に勤務しながら社会人チー ムで活躍し、地元の球児育成にも力を注いだ。

 2008年、西田さんはブラジル日本移民100年を記念してサンパウロなどで開かれ た親善高校野球大会の始球式に招かれた。地元の少年野球チームを見学し、グローブをせ ずに素手で練習する姿を目にした。

 経済的な問題で子どもたちが野球に打ち込めない現状を何とかしたいと考えた西田さん は「自分を成長させてくれたブラジルへの恩返し」との思いを込め、不用となった道具を 募り、ブラジル野球協会に届け始めた。

 かつての野球仲間の協力を得ながら、これまでにバットやグローブなど約1300点を 寄贈。「汚れたものを贈るのは忍びない」と、仕事の合間を縫って集まった道具をきれい に手入れしている。

 昨年3月、知人の国際協力機構職員から、元東京都高校野球連盟理事長でペルーの球児 に野球道具を贈っていた佐藤道輔さん(2009年死去)の後を引き継いでほしいと依頼 を受けた。現地でシーズンが始まる3月に間に合うよう、10月にはブラジルとペルーに 発送したい考えだ。

 西田さんは「活動は生涯続ける。交流を重ねて現地で球児育成の環境を整え、野球人と しての夢をつなぎたい」と語った。

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120716103.htm