ブラジルニュース アペルトジマオン|ブラジル経済・ビジネス・文化・生活・サッカー・音楽・旅行等、ブラジルニュースを収集・発信

大学生の38%が能力不足 機能的識字指標の調査結果

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加




う〜ん、教育水準の底上げはブラジルにとって大きな課題の1つだとは思いますが、この数値もその課題の大きさを示していますね…38%って。。。ぜひ政府に本腰を据えて取り組んで頂きたいものです。

—————————————————————————————————
■大学生の38%が能力不足 機能的識字指標の調査結果

 パウロ・モンテネグロ研究所(IPM)が公表した機能的識字指標(Inaf)によると、伯国の大学生の38%が基本的な読み書き能力を習得していないことが判明した。これは、低レベルの大学が急速に増加していることを示している。17日付エスタード紙が報じた。

Inafは2001年に創設され、以後15~64歳の2000人を対象に面接と認識テストを行ってきた。テストでは日常生活に関する38項目の質問が出され、バス路線の運行ルートやある商品の割引価格などから識字能力が判定されている。

この指標では「完全」「基本」「初歩」「非識字」の4段階に分類され、「完全」レベルに達しなかった場合は機能的非識字(初歩的な読み書きはできるが情報を解釈したり収集する能力はない)とみなされる。

IPMのアナ・リマ所長は今回の調査結果について、「大学入学者の増加が基本的な読み書き能力の向上に比例していないため、教育レベルを高めるさらなる投資が必要だ」と分析した。

ブラジル地理統計院(IBGE)と全国家庭サンプル調査(Pnad)が実施した国勢調査データによると、00~09年に約3000万人の学生が高校と大学に入学している。リマ所長は、学生の増加が教育普及の成果だと認めた上で、急速な増加によって教育レベルが低下していることを懸念し、「一部の大学では優秀な学生しか入学できないが、残りの大学は生き残るためにレベルを下げて学生を獲得している」と批判した。

このほかにも、今回の調査結果が質の伴わない大学の「大衆化」を反映しているという指摘もあり、「国際的には大学生であれば誰でも文章の読み書きや読解能力を有しているが、伯国ではまだ程遠い」と嘆く声も上がっている。

しかしその背景には、伯国内では読み書きが不十分でも可能な仕事が多いため、学習意欲の妨げになっていることが挙げられている。

http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/9739/cat/1