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伯金融市場講座を開催「他市場とはかなり違う」

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商工会議所が「金融市場講座」を開催したんですね、これは興味深いですね、僕も参加したかった…しかし、初歩的で恥ずかしながら「土日祝は利子がつかない」のは初耳でした^^;

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■伯金融市場講座を開催「他市場とはかなり違う」

 ブラジル日本商工会議所金融部会(遠藤憲部会長)主催による「ブラジル金融市場講座」の第2回が24日、サンパウロ市内ホテルで開催された。今回のテーマは「今さら聞けない為替相場の基礎知識~ブラジル金融市場の特異性について~」。東京、ニューヨークでの為替トレーディング、セールス業務を中心に13年間のマーケット業務経験を持つブラジル三菱東京UFJ銀行為替資金部トレジャリーセールスヘッドの浅野学氏が講師を務め、難解で特異な当地の金融市場について分かりやすく解説した。

「1百万レアルを年利9%で180日間運用した場合の運用利息は?」。これは、講演の冒頭で浅野氏によって出題された問題だ。これを読んでいる人の多くは「4万5000レアル」という答えが頭に浮かぶはずだが、残念ながらそうならないのが、同氏が「特異性の高いマーケット」と評するブラジル市場のようだ。

浅野氏によると、ブラジル為替市場の特徴は「公表相場が無い」「ブラジル国内に外貨口座を保有できない」「レアル(自国通貨)のみの決済」「レアルを使ったクロスボーダー取引(国境を越えて行われる取引)ができない」「海外から資金を持ち込む際はすべて一旦レアル転しなければならない」「為替予約ができない」という点だ。国際市場における基軸通貨「ドル」ですら口座が持てない、決済できない。さらに、為替レートの変動によって差損益が生じるというリスクを回避・軽減するための為替予約もできないのがブラジル為替市場だ。レート変動で生じた損益をレアルで差金決済するNDF(Non Deliverable Forward)取引を利用することで為替変動リスクを回避・軽減することはできるというが、同氏が言うように「他の市場とはかなり違う」のが当地の市場だ。

為替市場だけでなくブラジルレアル金利市場もまた、他の市場と比べて特異な点がいくつかある。浅野氏の説明によると、日・米・欧市場における金利は通常、元本にのみ利子が付く「単利」だが、ブラジルでは元本だけでなく利子にも利子が付く「複利」となっているほか、「営業日のみの付利(土・日・祝日は付利されない)」「1年=252日営業日ベース」「日利(オーバーナイト金利)が基本」「片端計算(1泊2日の預金は1日だけ付利される)」という特徴を持っている。そのため、特定の期間における利息額を求めるには、実質金利を用いた複雑な計算が必要になるという。

これらを踏まえて冒頭の問題を計算するとどうなるか。運用日数は「180日間」とあるが、その期間中に利子が付されるのは営業日だけであり、「単利」ではなく「複利」であるという点がポイントだ。本紙上には計算式を記載しないが、営業日数を122日(便宜上)として計算すると当該期間の実質金利は4.26%となり、ここから運用利息「4万2600レアル」が導き出される。

http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/9882/menu/10/cat/95