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電撃誘拐で大学生ら逮捕 中流階級家庭の容疑者ら 社会的価値観の変化も原因か

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強盗をするのは決して貧困層だけではない、と。衝撃的なニュースですね。。。日々増加していると言われている中間層も強盗をはたらいている、と…う〜む。。。

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■電撃誘拐で大学生ら逮捕 中流階級家庭の容疑者ら 社会的価値観の変化も原因か

聖市南部のモエマ区やブルックリン区といった高級街で、今年上旬から合計50回にわたって起きていた電撃誘拐事件(Sequestro relâmpago)に関与したとみられる容疑者16人のうち7人と、18歳未満の少年1人が7月30日までに逮捕された。31日付フォーリャ、エスタード両紙が報じた。

警察の調べでは、容疑者らは中流階級の家庭で育ち、昼間は大学の経営学部や工学部などに在籍していたり、大手企業の事務所や弁護士事務所で研修生として働くなどしていたという。そして夜になると電撃誘拐を繰り返し、被害者から強奪したクレジットカードで有名ブランドの服やシューズを買ったり、海に家を借りてパーティーを開いたり、旅行やナイトクラブで遊ぶ費用に充てていたとみられる。

残りの容疑者9人についても既に逮捕状が出されており、警察による捜査が続けられている。第96地区警察署のエドアルド・リマ署長によると、容疑者の少なくとも4人は聖市内の大学に通う大学生だったという。容疑者らの親の中には、自身の息子の犯行を信じられない保護者もおり、リマ署長は「彼らの家庭の生活水準は高く、欲しい物を手に入れるためにこのような犯罪に及ぶ必要はなかったはず」と疑問を投げかけた。

今回の事件は、グループ主犯格とみられ19件の誘拐事件を指揮した容疑が持たれているブルーノ・ジェズス容疑者(19)が4月に逮捕されてから捜査が大きく進展した。ジェズス容疑者の逮捕をきっかけに、ビトル・リマ容疑者(20)、ルーカス・フェルナンデス容疑者(18)ら6人が芋づる式に逮捕された。

犯行時には抵抗する可能性が低い女性が主に狙われ、時間帯は多くの人が勤務時間が終わって会社から帰宅を始める午後6時ごろか、ナイトクラブからの帰りとなる明け方が大半を占めていた。

◆周囲の反応
第96警察署で30日、逮捕された大学生らの保護者が電撃誘拐事件のことをまだ信じられないといった様子で出頭した。ある容疑者の父親は「これまで息子のためにすべてを費やしてきたのに、こんなことになるなんて」と後悔の表情を浮かべた。

クリニカス病院に勤務するイバン・ブラウン精神科医は、「今回のようなケースは個人の問題ではなく社会の問題としてとらえるべき」と語った。また一般的な認識として、中流階級が持つ社会的価値感が近年急激に変化してきたことを挙げ、「金品に社会的価値を求める傾向が強まっていることが事件の背景にあるのでは」と総括した。

そのため、容疑者らが成長してきた課程においてどのような価値観で教育を受けてきたかを見極める必要があるほか、現代社会では金に困った貧しい人だけが犯罪を犯す時代ではないため、伯国社会が抱える問題の深さを改めて露呈した。

http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/9913/menu/9/cat/1