原爆の日 ブラジルでは灯篭流し
広島から遥か地球の反対側にあり、かつ、実質的には戦争をした事がないブラジルでの灯籠流し。考えさせられるシーンですね。
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■原爆の日 ブラジルでは灯篭流し
広島原爆の日に合わせて、日本からの移住者が多く暮らす南米ブラジルのサンパウロでは灯篭流しが行われ、大勢の参加者が平和への祈りをささげました。
サンパウロの灯篭流しは、日本からの移住者を支援する団体などが主催して、5日夜、中心部にある公園で行われました。
移住者やその子孫らおよそ500人の参加者は、広島に原爆が投下された時刻になると、地元の小学生たちが作った色とりどりの灯篭およそ2000個を池に浮かべ、平和への祈りをささげていました。26歳のブラジル人の女性は、「原爆による悲劇が繰り返されないよう、国どうしで争いが起きたときは平和的な解決を目指すべきです」と話していました。
灯篭流しには、21歳のときに広島市で被爆したあとブラジルに移住した森田隆さん(88)ら被爆者の姿も見られました。
森田さんは、「きょう参加した人たちは、平和の尊さを理解してくれているので、うれしく思います。私も被爆者として平和の尊さを世界に広めていきます」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120806/k10014105351000.html