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ブラジル・リオのスラム街改善の取り組みに密着しました

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ファベーラ観光。なんだか気軽に行こうぜ!という気にはなれずに複雑な気持ちになりますが、とはいえ、双方にとってメリットがあり、そこで経済が回るならば良い事なんですかね。見せ物にするものではないような気は、やはりしてしまうのも事実ですが。。。

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■ブラジル・リオのスラム街改善の取り組みに密着しました

日本時間13日に閉幕したオリンピックのバトンは、ブラジル・リオデジャネイロに渡りました。
2014年には、FIFAワールドカップも控え、一見、好景気に沸くリオですが、市の人口の2割は、スラム街に住んでいます。
犯罪の温床となっているスラム街を改善する、ある取り組みに密着しました。

急な斜面に、所狭しと積み重なるように立ち並ぶ小さな家々。
これは、貧困層の住むスラム街「ファベーラ」。
リオデジャネイロ市内だけでも、800以上のファベーラが点在する。

ツアーガイドのレジャニ・レイスさんは「これが、ホシーニャ・ファベーラです。山の向こうは、コパカバーナとイパネマビーチがあります」と話した。
ブラジル最大規模のホシーニャ・ファベーラは、50万人が住んでいるといわれ、犯罪組織の温床ともなっている。

2011年11月には、政府が、警察300人を投入して一掃しようとしたが、焼け石に水だった。
警察も、ファベーラの入り口でパトロールはするものの、中には決して足を踏み入れない。
それでも、人口は増え続けるばかりで、ファベーラは「ブラジル社会の一部」となっている。

そんなファベーラを、あえて観光客に紹介するツアーが、今、注目を集めている。

観光ガイド歴18年のレジャニさん。
長年、ファベーラに通うレジャニさんは、住民とも顔なじみ。
ファベーラでは、土地を不法占拠しながら、次々と家が建てられていくため、道路はまるで迷路のようになっていて、衛生状態も決して良くない。
一見、1つの家のドアに見えるが、開けると、また狭い道が続いている。
そして、中には何軒もの家がある。
また、街のいたるところでは、電線にケーブルがからみ合う様子が見られる。
電柱から、住民が勝手に電線を引っ張り、電気を盗んでいる。
違法に電線をつないでいるため、ショートして火事が起こることも少なくない。
住民は、こうした状況を観光客に見せることに、違和感はないのか。

住民は「(観光客が来ることについて、どう思う?)いいことだと思う。ファベーラについて知ってもらえるし、地域社会にとって、いいことだ」と話した。
現在、レジャニさんは、地元出身のガイド育成のため、14歳から25歳の生徒32人に、英語やファベーラについての歴史を教えている。
レジャニさんは「教育が最も大切です。(ガイドの)仕事を教えて、ファベーラの人たちが、ファベーラ内で仕事をできればと思います。『持続できる』ツアーは、観光客と住民、双方にとって、いいことです」と話した。

2年後に迫ったワールドカップまでに、ファベーラ出身のガイドを育て上げたいと話す、レジャニさん。
ファベーラの環境改善を目指し、きょうもツアーを続けている。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00229495.html