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国立大学の施設不足 トイレや廃ホテル利用 定員枠増加によるしわ寄せ

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これまたヒドイ話ですね。政府が大学の定員を63%増加させたものの、教室や教師を連動して増加はさせていない、と。そりゃ問題は起きますよね…トイレを研究所として使うとか、かわいそすぎる…

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■国立大学の施設不足 トイレや廃ホテル利用 定員枠増加によるしわ寄せ

 伯政府が国民の大学進学率を高めるために2007年に制定したプログラム「Reuni」によって、国立大学の定員数は06年から10年にかけて63%増加した。しかし、各大学のインフラ整備が追いつかないため、様々な問題が表面化している。このため全国教授組合(Andes)は、国立大学が困難な局面を迎えているとして報告書を作成中だ。13日付エスタード紙が報じた。

Andesのマリナルバ・オリベイラ会長は同プログラムについて、「大学の再編成を目指して定員数の増加を図っているが、教授不足や研究施設の環境問題が後を絶たない」と指摘。アラゴアス国立総合大学アラピラカ・キャンパスは刑務所に隣接していることや、パラー国立総合大学では校舎が足りないためにサンタレン市内にある閉鎖されたホテルの建物を借りて授業を実施していることなどを挙げた。

また、フルミネンセ国立総合大学のカチア・リマ教授は博士論文の中で、国立大学の定員数を急激に増加したのはいいが、それに見合った教授の補充がないことを問題視している。リマ教授が実施した調査によると、定員枠の増加はパラナ国立総合大学で601%、ミナス三角国立総合大学で313%、バイア州レコンカボ国立総合大学で277%確認された。

さらに、学生の急増によって教室や研究所が不足し、コンテナや地下室を教室として使用したりトイレを研究所として流用するなど、劣悪な環境が浮き彫りになっている。

ブラジリア総合大学に通うラリッサ・レイスさん(19)は、半月に1回トイレ内に設けられた研究室で実習を行っている。しかし学生が多いため授業は2回に分けて行われており、担当教授は同一の内容を2回教えなければならないという。

同大学のセイランジア・キャンパスでは、高校内の13教室を借りて授業を実施しているが、高校生の騒ぎ声がうるさいため授業に支障も出ている。

このほか、リオデジャネイロ国立農業大学の教授らは、大学内の現状を写真撮影してAndesに報告書を送った。これらの写真から、建設されたばかりの建物にひびが入っていたり、ホルマリン不足により動物などが腐ったまま放置されている実情が発覚した。

ルシアノ・アロンソ教授は、非衛生的な環境に置かれている生徒たちが病気に感染する可能性を指摘しており、「大学内における薬品の購入システムが機能しておらず、ホルマリンなどが納品されるまでに多大な時間を要していることが最大の問題だ」と説明した。

http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/10101/cat/1