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ブラジル、景気下支え本格化 交通インフラに5年間で3兆円

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きましたね、景気刺激策。対象が交通インフラというのは、生活者の視点からしてもうれしいですね。5年で3.1兆、20〜25年で約5.2兆円規模の投資だそうです。ぜひ有意義に使って欲しいものです。

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■ブラジル、景気下支え本格化 交通インフラに5年間で3兆円

【サンパウロ=宮本英威】ブラジル政府は減速が鮮明になってきた景気の下支えに本格的に動き出す。民間資金も活用しながら高速道路と鉄道の交通インフラに今後5年間で795億レアル(約3兆1000億円)を投資する計画を公表。物流網の整備の遅れや交通渋滞などに対応し、企業の競争力強化につなげる。

 インフラ投資計画はルセフ大統領が15日、経済界リーダーを前に講演して明らかにした。大統領は「経済規模にふさわしいインフラが整うようになる」と強調した。

 当初5年間の投資額は年間国内総生産(GDP)の2%に相当する。今後20~25年間では、1330億レアル規模の投資になるという。

 巨額の投資計画を打ち出した背景には、長期的にインフラを整備するとともに、足元で減速感を強める景気を刺激する効果も狙っている。政府は12年のGDPの前年比伸び率の見通しを従来の4.5%から3%に引き下げた。民間予測では投資計画の先送りなどが足を引っ張り、2%以下と11年実績(2.7%)を下回るとの悲観的な見方が増えている。

 政府は景気刺激策を相次いで打ち出しているが、自動車にかかる工業品税(IPI)の税率軽減策は3カ月間の期間限定のため今月末で期限が切れる。ブラジル中央銀行は1年余りにわたって金融緩和政策を続けており、産業界からは政府による追加の景気刺激策を求める声があがっていた。

 投資計画の二本柱となる高速道路と鉄道のうち、高速道路はブラジル北東部バイア州のサルバドル―ポルトセグロ間など9区間で、7500キロメートルが対象となる。

 鉄道は12路線で1万キロメートルに及ぶ。経済効果を高めるため、港と工場集積地をつなぐような計画が目立つ。民間の資金やノウハウを取り入れるPPP(官民パートナーシップ)方式で実施する。

 日本の企業連合が入札を検討しているリオデジャネイロ―サンパウロ近郊間の511キロの高速鉄道は、今回の投資計画には含まれていない。ブラジル政府は来年5月末までに入札を実施すると発表している。

 日本貿易振興機構がブラジルに進出している日本企業を対象に実施した調査では、通関・物流の項目が労働コストの上昇、為替変動、税制問題などと並び課題の上位に入る。不十分な物流網は、外国企業にとって投資決断の障害の一つになっている。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM16010_W2A810C1FF1000/