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続投か、解任か?崖っぷちのブラジル代表マノ・メネーゼス監督

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はてさて、セレソン代表監督メネゼス、今後どうなるでしょうかね。個人的にはこのままで良いような気もしますが、フェリペがやるなら、それはそれで見てみたい気もしますけど…

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■続投か、解任か?崖っぷちのブラジル代表マノ・メネーゼス監督

ロンドン五輪を銀メダルで終えたブラジル代表。指揮を執ったマノ・メネーゼス監督には、しばらく崖っぷちの人生が続きそうだ。決勝敗戦直後こそ、「金の夢は29秒で終わった」「長年の悲願を達成するのは、今ではなかった」と、不思議なほど淡々とした報道が多かったが、一夜明けると、マスコミ、解説者、セレソンOBなどから続々と意見が飛び出し、監督に対する交代派と擁護派で、議論が盛り上がっているのだ。

昨日、元セレソンの左SBロベルト・カルロスと話したのだが、彼は「そもそもブラジルは、フル代表と五輪代表を1人の監督が指揮するのがおかしいんだ。2つは別物なのに、五輪の結果によって、フル代表監督の続投の是非を問うのは、危険過ぎる。」と言っていた。

マノ自身は、2010年ワールドカップ敗退後、2014年に向けて大幅な世代交代を行ってきたため、フル代表に多くの若手選手を招集してきた経緯がある。今回の五輪は、その若手の中で、2014年へと進むことの出来る選手層を固めていくための良い機会。だから、五輪とフル代表兼任の、責任も危険も喜んで背負いたいと、大会前に言っていた。

もちろん、彼も「勝たなければ、自分達の歩んでいる道が正しいことを確認出来ない」と自覚していたし、ブラジルが唯一獲得したことのないタイトル、五輪金メダルを獲ることは、大きな目標だった。2014年への過程だから、五輪は負けて良いとは、マノを含む誰も、思っていなかった。それでも、解説者の中には「2014年を目指した世代交代の過程で、昨年のコパアメリカよりも成長が見える今、監督を交代させて、プロジェクト変更をする時期ではない」という趣旨の意見が多い。

一方で、セレソンOBからは強烈な意見も飛び出す。94年ワールドカップ優勝メンバーのロマーリオは、テレビ中継の解説者として現地で見ていたが「マノはクラブでは良い監督だ。でも、セレソンではそうじゃない。僕は彼がセレソンのシャツを着ているのを、2度と見たくない。彼では弱い。セレソンの敗戦は、彼の責任だ。」と、バッサリ断定した。柏レイソルでもプレーしたストライカーのカレッカも「五輪の決勝まで来て、何の戦術もないなんて。選手達はベストを尽くして戦おうとしていたけど、無理だった。監督の創造力が乏しいんだから。」と批判した。

そうなると、いろいろな敗因探しの報道も出て来る。中には、この機会に一旗揚げたいジャーナリストから、やれスポンサーの介入、やれ代理人のプレッシャーといった「私だけが知っている」的な憶測も登場する。あまりに根拠のないものは、すぐに忘れられるが、こういう類のニュースが出ては消えるのも、いつものパターンだ。また、後任監督の有力候補とみなされている、2002年ワールドカップ優勝監督のルイス・フェリッピ・スコラーリの場合は、現在のパウメイラスとの契約が年内で切れるが、サントスのムリシー・ハマーリョ監督の場合は、契約破棄の違約金が幾ら、といったニュースも飛び交う。

ブラジルサッカー連盟ジョゼー・マリア・マリン会長は「五輪の結果によって、監督を交代させることはない」と明言し、報道陣の前で、マノとがっちり握手をして見せた。ただし「ここしばらくの幾つかの親善試合では、結果を見たい」と、プレッシャーもかけるのも忘れない。

そんな中、五輪を終えたセレソンが、ロンドンから直接ストックホルムへと移動し、15日にスウェーデンとの親善試合を行った。招集22人中、17人が今回の五輪メンバーであるフル代表は、3対0で快勝。気持ちの切り替えは大変だっただろうが、逆に敗戦ショックを振り切る良い機会にもなったはずだ。9月以降も「マノは続行か」「年内いっぱい、もたないのでは」といった議論と共に、マノ・セレソンは進んで行くのだろう。

http://jsports.co.jp/press/article/N2012081716420802.html