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アングル:ブラジル経済、第2四半期は農業部門回復が支援へ

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この第2四半期、農業セクターは回復したようです。農業については景気変動よりも天候変動の影響の方が大きそうですしね…こういう時こそ経済のベースを支えて欲しいものですね^^

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■アングル:ブラジル経済、第2四半期は農業部門回復が支援へ

[サンパウロ 27日 ロイター] ブラジルの農業セクターが回復し、低迷するブラジル経済を支援する兆しが出ている。31日に発表される第2・四半期国内総生産(GDP)統計に反映される見込みという。

農業は長きにわたり、ブラジル経済のけん引役とされてきた。ブラジルは大豆、トウモロコシ、砂糖、コーヒー、オレンジ、牛肉の主要生産国で、ここ10年は世界的な需要の高まりに対応するため積極的に投資してきた。

しかし今年第1・四半期は不振で、すでに減速感が鮮明になっていた経済の足を引っぱった。第1・四半期の農業部門の生産は、穀物生産地帯の干ばつ、サトウキビの不作、信用ひっ迫を受け8.5%減となった。

しかし、落ち込みは一時的だったようだ。第2・四半期GDP統計では、農業部門の好調ぶりが示され、歴史的な干ばつに見舞われた米国の生産減少を受け、好調はさらに続くとみられている。

ブラジルの農業関連コンサルティング会社MBアグロの幹部は「穀物の見通しは極めて良好で、大豆がけん引するだろう。それが第2・四半期から表れ始める」と述べた。

このような見通しは、国際的な穀物商社や農機メーカーにとっても朗報だ。穀物メジャーと呼ばれるブンゲ(BG.N: 株価, 企業情報, レポート)、カーギルCARG.UL、ルイ・ドレフュスLOUDR.UL、ADM(ADM.N: 株価, 企業情報, レポート)、ノーブル・グループ(NOBG.SI: 株価, 企業情報, レポート)などは、ブラジルが重要な収入源となっている。

ブラジル経済は、農業セクターだけでは克服しきれないほど多くの試練に直面しているのは確かだ。自動車、その他製造業などの主要産業は早期回復を見込めず、消費者信頼感は低下している。

コモディティ(商品)セクターでも、不振分野がある。ヴァーレ(VALE5.SA: 株価, 企業情報, レポート)など資源大手は鉄鉱石や銅、ニッケル、アルミの価格下落に苦しみ、畜産業は飼料価格の上昇を受けて生産を縮小している。

<好調な穀物生産>

これに対し穀物生産の見通しは明るい、昨年の干ばつにもかかわらず、収穫量は過去最高の1億6600万トン。

メンデス・リベイロ農牧・食料供給相は前週、ルセフ大統領との協議終了後に「第2・四半期のデータには誰もが驚くだろう」と語った。

通貨レアル安を背景に、大豆の輸出は第2・四半期に11%増加した。

主要貿易相手の中国のコモディティ輸入も予想に反して増加している。バークレイズ・リサーチによると、 第2・四半期のトウモロコシの輸入は318%増、大豆も10%増だった。

最近ブラジルを視察したトラスト・ソーシズ(北京)のアナリストは「今後の中国の食料輸入は、ソフトコモディティの活況をもたらす可能性がある」と述べた。

<インフラが障害>

しかし、そんな明るい見通しに影を落とす要因がある。インフラの問題だ。

政府のシンクタンクIpeaのエコノミストは、食料価格の上昇はブラジル農業の復活を後押しするとしつつも、持続的な成長には構造改革やインフラ投資が不可欠とクギを刺す。

「天候要因による農業関連産業の回復は一時的で、中期的な投資トレンドを意味しない」と述べた。

ルセフ大統領はインフラ整備に取り組んでいるが、政府当局者は計画完了には何年もかかると述べている。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE87R03V20120828