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ブラジル…帰国の日系人子弟 言葉の壁

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かわいそうな話ではありますよね。個人的には、子供の吸収力・適応力の高さへの期待と、本人達の努力があれば、乗り越えられない壁ではないのかな、とも思いますが…

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■ブラジル…帰国の日系人子弟 言葉の壁

日本に「デカセギ」に来た日系ブラジル人の子どもたちの多くが、母国に帰国後、言葉の壁による困難に直面している。

母語のポルトガル語と日本語がいずれも中途半端なことが少なくなく、授業についていけずに仲間はずれにされたり、精神的に不安定になったりしている。

8月上旬、サンパウロにある帰国子女対象のポルトガル語教室を取材した。日系の非営利組織「教育文化連帯学会」(ISEC)が無料で開いているものだ。教室では、10代の女子3人が、発音や動詞の活用を学んでいた。

日本で中学を卒業し、帰国して1年という女子(16)は、ポルトガル語を聞いて大意はつかめるが、自分ではあまり話せない。「こっちで高校には行っていない。だって、言葉がわからないんだもん。進学を考えるのは言葉ができるようになってから」と話す。
同学会は2003年、帰国子女の支援などを目的に設立された。文化や教育、移民の専門家が、シンポジウムを開催したり、親や教師の相談に乗ったりする。08年6月には、サンパウロ州教育庁と協力し、帰国子女対象のカウンセリングを始めた。

心理の専門家を小中学校に派遣。孤立して自分を否定し、人間関係をうまく築けなくなった子どもたちと向き合い、悩みを聞く。これまでに約260人と対話し、自信を取り戻すよう励ましてきた。

リーマン・ショックによる不況が始まった08年末以降、帰国した日系ブラジル人は推計10万人で、うち約2万人が未成年。カウンセリング事業の責任者の一人で心理学博士の中川郷子さん(55)は、「彼らは日本とブラジルの懸け橋になる人材。粘り強く支援を続けたい」と話している。(サンパウロで、浜砂雅一、写真も)

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/jijou/sekai/20120907-OYT8T00400.htm