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ブラジル・サンパウロ市長選は大接戦で決選投票へ、与党躍進に経済都市揺れる


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いよいよ今週末ですね、決選投票。サンパウロに限らず、全国の多くの都市で行われるかと思いますが、これが終われば街中も少しはキレイになって、落ち着きますかね。笑

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■ブラジル・サンパウロ市長選は大接戦で決選投票へ、与党躍進に経済都市揺れる

 7日に1回目の投票が行なわれたブラジルの全国市長・市議会議員選挙。その中でも最も注目を浴びたのはやはりサンパウロ市である。ブラジル経済の中心都市だけあって、前回の大統領候補者も立候補し、大混戦となっている。

 サンパウロ市(約1125万人)は東京都の人口(約1300万人)にも匹敵する大都市である。サンパウロ州は、ブラジルのGDP(国内総生産)の約31%=約60兆円の規模を持っており、東京都の82兆円に迫り、その中心であるサンパウロ市のGDPもブラジル全体の12%=約24兆円に達する。これはシンガポール、香港、ポルトガルを超え、デンマークやギリシャ、マレーシア一国のGDPに匹敵する。

 今回決戦投票に残ったジョセ・セーラ氏は、カルドーゾ政権時代(94-02年)に企画予算省、保健省の大臣を歴任した後、02年に大統領選に出馬してルーラ氏に敗れたが、その後サンパウロ市長選に出て当選(04-06年)。ところが任期途中で市長を辞め、06年にサンパウロ州知事選に勝ち、1期4年を勤めたあと、大統領選(10年)に再出馬。ルーラ氏の後継であるPT(労働党)のジルマ現大統領に敗北し、これで引退かと思いきや、すぐにまた今回のサンパウロ市長選に出馬。日本では考えられない転戦ぶりだが、それほどサンパウロ市長は魅力的なポジションとも言える。

 選挙戦前半は民主系が大きくリードをしていたが、サンパウロでも急成長の影で貧富の差が拡大しており、退任時に90%近い支持率を誇ったルーラ元大統領もCMに出演してPT候補フェルナンド・アダッジ氏を応援し、7日の投票は、PSDB(ブラジル社会民主党)のセーラ氏が30.75%となったのに対して、PTのアダッジ氏が28.98%と鼻差まで追い上げ、決戦投票に持ち込んだ。政権与党が変わると官僚やお役人も総入れ替えで大移動となり、これまでの政策も覆されることも多く、特に労働党が勝てば、労働紛争において労働者が有利になり、最低賃金(現在622レアル=約2万5000円)も上昇圧力がかかるため、サンパウロ市の経済界は戦々恐々。泣いても笑っても結果は、28日の決選投票で決まる。

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