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ブラジル人向け「防犯ラジオ」3年目


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ポルトガル語の防犯ラジオだそうです、いいですね、こういった取り組み。この警察官の方も必死にポルトガル語を勉強されたようで、すごいなーと。ちなみに防犯といっても、加害者側の防犯、ではないですよね?^^;

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■ブラジル人向け「防犯ラジオ」3年目

 県警国際犯罪対策室の捜査員が県内在住のブラジル人向けに、事件や事故から身を守り、安全に暮らしてもらう「防犯ラジオ」の放送に取り組んでいる。現場の捜査員がマイクの前に座るのは全国の県警でも珍しい。湖国に暮らすブラジル人からは「子どもたちを事故や犯罪から守りたいのはブラジル人も同じ。非常にありがたい」との声が上がっている。

 「プレベンサオン クリーミ(防犯)」。マイクの前で、流ちょうなポルトガル語を話すのは、県警国際犯罪対策室の折原竜一警部補(35)だ。

 九月下旬、エフエムひこね(彦根市立花町)のスタジオで、折原警部補が一カ月分の「防犯ラジオ」の録音をしていた。ポルトガル語に翻訳された放送内容では、何度も「防犯」との言葉が繰り返された。

 二〇一〇年九月から県警独自で始めた取り組みで、三年目に突入。夏の水難事故防止や秋の交通安全運動、女性の犯罪被害防止など事件の発生状況に伴ってテーマを決め、放送している。これまで四人の捜査員が“パーソナリティー”を務め、現在は折原警部補が担当している。

 折原警部補は〇五年に八日市署(現東近江署)刑事課に所属。ある時、ブラジル人窃盗団が関わる自動車盗犯罪を担当した。しかし刑事として聞き込みに励めば励むほど「もっとポルトガル語が話せたら」と思わずにはいられなかった。

 一念発起して警察大学校(東京都府中市)でポルトガル語の習得に専念する通訳官養成コースに応募。〇六~〇七年の二年間、日常会話に加えて、取り調べ用語や犯罪用語を猛勉強した。他県警からは外国語大を卒業した捜査員もいる中で努力を重ね、今では県警のポルトガル語通訳官としての使命を背負う。

 防犯教室で出会ったブラジル人からは「交通事故防止の放送は子どもに言って聞かせました」「日本人と同じように防犯情報に接することができてうれしい」と感謝の言葉をもらう。「防犯」の概念が定着していない面もあり「警察官がラジオ放送をするなんて」と驚きの声も多い。

 エフエムひこねは今年で開局十周年。録音風景を見守っていた小幡善彦社長(48)も「現場の刑事さんに話してもらうことが、何よりブラジル人リスナーの心に届く」とにっこり。

 折原警部補は「言葉の壁によって事件の被害者になってほしくない。これからも犯罪から全力で守る」と熱い思いを語っている。
 (木原育子)

 <ポルトガル語の防犯ラジオ放送> 放送エリアは、エフエムひこねとエフエムひがしおうみで湖東や湖北地方を中心に放送。エフエムひこねでは、月水金曜に午前11時半と午後7時から1日2回流す。放送エリアには7651人が住んでおり、県内全体のブラジル人の85・6%が聴取可能。今後の課題は大津や草津市方面の放送エリア拡充という。

 <県内の外国人犯罪被害> 県内の外国人登録者数は昨年12月で2万5536人でこのうちブラジル人は35%を占める8929人。最も多かったのは2008年12月の3万2232人(ブラジル人は1万4379人)で、年々減少傾向にある。県警組織犯罪対策課によると、外国人からの犯罪被害届は今年8月末現在、135件。11年は159件、10年は189件あった。

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20121023/CK2012102302000011.html