ペトロブラスはコアビジネスに投資を集中
ペトロブラスが赤字計上の結果、収益改善に向けて選択と集中を行っているようですね。第3四半期の決算も近々出てくるようですが、ある程度中長期的に見ないといけないかも、ですね。
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■ペトロブラスはコアビジネスに投資を集中
ペトロブラス石油公社の第2四半期の純益は、ドル高の為替並びに石油派生品の輸入の増加で13億5,000万レアルの赤字を計上して、1999年第1四半期以来の赤字を記録、第3四半期の決算報告は数日後に予定されているが、それほど芳しい黒字にはならないと予想されている。
ペトロブラスが20% の出資をしているLogum Logística社に対して、ペトロブラスはコアビジネスに投資を集中するために、2013年は投資を見合わせると通知、同社にはエタノール関連企業のRaizen社 並びにCopersucar社、ゼネコン大手のOdebrechit/ETH社がそれぞれ20%、Uniduto社と Camargo Correa社がそれぞれ10%出資している。
Logum Logística社はゴイアス州、ミナス州、サンパウロ州をつなぐ1,300キロメートルのエタノール・パイプラインを建設中であるが、ペトロブラスが投資を止めてもエタノール・パイプラインの建設は継続できる。
今年のエタノール・パイプライン向け投資総額は10億レアル、そのうち7億レアルは社会経済開発銀行(BNDES)からのクレジット、残りの3億レアルは出資企業から調達している。
2013年3月にサンパウロ州内のリベイロン・プレート市-パウリーニア市を結ぶ212キロメートルのエタノール・パイプラインが完成予定となっており、完成後にはリベイロン・プレート市-ミナス州ウベラーバ市を結ぶエタノール・パイプラインの工事が予定されている。(2012年10月26日付けエスタード紙)
http://jp.camaradojapao.org.br/news/noticias/noticias-energia/?materia=10894