ブラジルニュース アペルトジマオン|ブラジル経済・ビジネス・文化・生活・サッカー・音楽・旅行等、ブラジルニュースを収集・発信

レアル高抑制へブラジル中銀再始動、介入で反騰の芽摘み取る


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • SumoMe
  • このエントリーをはてなブックマークに追加




ここ数日でちょこっとレアル高の方向で動いていますが、23日に中銀が為替介入に踏み切ったようですね。今後もまだ繰り返しそうな感じですし、しばらくはこんな調子が続く感じでしょうかね。

—————————————————————————————————
■レアル高抑制へブラジル中銀再始動、介入で反騰の芽摘み取る

 ブラジル中央銀行が通貨高抑制へ再び動き出した。中銀は23日、5日以来約2週間ぶりの為替介入に踏み切り、25日に再度介入し投機的なレアル買いをけん制。利下げ打ち止め観測などを背景に上昇期待がにわかに高まっていたレアルに対し、輸出企業保護のためいち早く介入し反騰の芽を摘み取った。

 中銀が最初に動いた23日の前日には、レアルが対ドルで一時1ドル=2.0238レアルと5日以来の高値を付けていた。これを受けて、レアル安効果が見込める介入措置として、先物市場でのドル買いに相当するリバーススワップ契約の入札を行った。市場では、インフレが落ち着いている限り中銀が介入により通貨高を阻止するとみる向きが多く、事実上の防衛ラインとして意識されている1ドル=2レアルを突破するのは当面困難との見方が広がっている。
 
 レアルの上昇が見込めないというマーケットの見解を強固にしたのが、23日付の地元紙で伝えられたマンテガ財務相の発言だ。同相はインタビューで、ブラジルは管理された変動相場制を採用していると述べ、産業への悪影響を与える通貨高を容認しないスタンスを改めて強調。通貨安誘導を行う他国に対し、ブラジルも対抗措置を取る必要があるとの見方を示した。
 
 「通貨戦争」という言葉の名付け親として知られる同相は、9月に日米で追加緩和が決定された際にもこうした措置が通貨安誘導であると批判。先進国の積極的な緩和政策により、本来であれば余剰資金が高金利のブラジルに流入しレアル高につながってもおかしくないが、通貨安政策を掲げるマンテガ財務相の発言が度々メディアで伝えられるなか、投資家はレアル買いを手控えている。
 
 レアル建て資産を持つ日本の投資家にとって救いは、日銀の追加緩和観測を追い風に円が下落基調を強めていること。レアル・円は26日に一時1レアル=39.68円まで上昇して7月6日以来約4カ月ぶりの高値を付けた。ただ、ブラジル中銀の介入が再び意識され始めたことで、レアル・円の上昇にも歯止めが掛かる可能性が高い。
 
 ブラジルの金融政策をめぐっては、一段の利下げは回避されるとの見方が有力だが、政策金利は長期間据え置かれる公算が大きく、早期利上げは見込みにくい。中銀が発表している週次のエコノミスト調査によると、レアルは12年および13年のいずれも年末の予想レートが1ドル=2.01レアルとなっており、上昇幅は限定的。2レアルの関門を突破し、レアルが上昇トレンド入りするにはまだまだ時間がかかりそうだ。
 
 日本で根強い人気があるレアル建てのブラジル国債ファンドについても、対ドル、対円でレアルがレンジ相場入りした今年の7月以降、主要ファンドは基準価額が伸び悩んでいる。今後も特に対円でのレアル安が長引けば基準価額の低迷は続く。
(坂本浩明)

http://www.emeye.jp/disp%2FBRA%2F2012%2F1027%2Fstockname_1027_008%2F0%2F1/