スパムメールの送信数が一番多い国は?スパム送信国ワーストランキング
スパム問題、ブラジルも多いですよね。ただ、あくまで世界7位とのことで、ダントツで多いというわけではないようですね。そしてネットユーザー数は世界5位。近々日本を抜くはずです。
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■スパムメールの送信数が一番多い国は?スパム送信国ワーストランキング
●アジアでのインターネットユーザー急増で、ゾンビマシンも急増⁉
●インターネットユーザー数 国別ランキング
先日、小沢一郎・元民主党代表の陸山会事件をめぐる捜査資料が、ロシアのサイト上にアップされた。誰でも簡単にアクセスし、ダウンロードすることができた。ところが、ダウンロードすると、こちらのPC操作環境がロシア語対応のものに変わってしまったり、ロシア語のスパムメールが大量に送りつけられたりするケースもあったようだ。もっとも、それほど悪質なものではなく、操作環境も簡単に復元できたようだが。
ITセキュリティー企業ソフォスによると、今年になってスパム送信国はインドがアメリカを抜いて世界1位になった。インドはインターネットユーザーが急速に増加しているだけでなく、世界的なコールセンターとしての地位も確立しつつあり、そうしたことも、インドがスパム送信国世界1位となった要因でもあるだろう。
インド、インドネシア、ブラジル……経済発展の進む新興国は、同時にインターネットユーザーも急拡大している。だが、これらの国のユーザーの大半は、自分のPCがスパムを拡散させるゾンビマシンとなることに無関心のようだ。適切なマルウェア対策が講じられていれば、スパムの拡散は容易に防ぐことができるのだが。スパム送信地域を見ると、アジアが46.7%で群を抜いている。ちなみに日本はインターネットユーザー数では世界3位だが、スパム送信率は0.29%と低く世界50位だ。
ところで1日に送信されるスパムメールは、かつては2000億通近くもあったが、その総量は減少傾向にある。採算性が悪いこと、世界的にセキュリティー対策が強化されていることなどから、最近はソーシャルネットワークが悪用されるケースが目立つ。うっかり「いいね!」をクリックしたために個人情報が盗み出されるなんてことも。やはり用心は必要なようだ。
<出典>
ソフォス「2012年1月~3月の『スパム送信国ワースト12』」(2012年4月24日発表)
資料:GLOBAL NOTE(2012年3月16日掲載)
国連 データ期間:2000-2010
http://dime.jp/genre/29619/