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ブラジルで樹上性タランチュラの新種


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新種のタランチュラが、セラードで発見されたそうです。アマゾンかと思いきや、セラード地域なんですね。いやはや、ブラジルは本当に自然の宝庫ですね。まだまだ見つかっていない種別もたくさんいそうな気がします…

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■ブラジルで樹上性タランチュラの新種

 ブラジルで樹上性タランチュラの新種が9種発見された。どれも小型で、幼体の間はそれぞれ独自の色鮮やかな体色を見せるという。

 樹上性タランチュラは、アジア、アフリカ、中南米、カリブ海の熱帯地域に生息しており、今回の新種はブラジル中央部の熱帯草原「セラード」で発見された。  地表や地中に生息する種と比べ、樹上性タランチュラ・・・

 樹上性タランチュラは、アジア、アフリカ、中南米、カリブ海の熱帯地域に生息しており、今回の新種はブラジル中央部の熱帯草原「セラード」で発見された。

 地表や地中に生息する種と比べ、樹上性タランチュラは体が細く柔軟で足も長い。素早く動いて樹上の獲物を捕らえる習性に適している。また、足の先端部が非常に大きく、さまざまな表面を登ることができる。

 サンパウロのブタンタン研究所に所属するタランチュラ専門家で、調査を主導したロジェリオ・ベルターニ(Rogerio Bertani)氏は、「ブラジルには世界で最も多くの種類のタランチュラが暮らしている」と話す。「興味深い研究対象だが、未解明の部分も多数残っている」。

 9種はどれも樹上性のタランチュラとしては最小で、体長はわずか2~3センチだという。うち1種は1841年に特定されたTyphochlaena属だが後に、アマゾン盆地でよく見かけるAvicularia属の未成熟の種であったと結論付けられた。

 ベルターニ氏は先頃、小柄だが明らかに成熟した「Typhochlaena amma」の成体の標本を受け取った。他のクモの標本資料と比較検討した結果、研究チームはTyphochlaena属の復活に成功。れっきとした新種のグループとして認められた。「1841年に疑問視された個体を含め、仲間は全部で5つになった」。

 鮮やかな赤い腹部が特徴のタランチュラ(学名:Iridopelma katiae)は、岩が多く樹木がほとんど生えていないメサ(卓状台地)で発見された。ベルターニ氏は、「台地で出くわすとはね。驚いたよ」と振り返る。母子のペアを同時に確認したという。住処にしていたのはパイナップル科フリーセア属の植物(学名:Vriesea atra)。メサはタランチュラにとって厳しい環境だが、葉の間に潜っていれば水や日陰が手に入るようだ。

 これらの新種タランチュラは、生息地の消失により絶滅の危機にさらされている。また、魅力的な体色があだとなってペット取引の標的となるおそれもあり、研究者たちは懸念を抱いている。

 樹上性種は大半がアマゾン川流域で確認されており、セラードで9種も見つかるとは予想外だったという。ベルターニ氏は、「まだ見つかっていない種がどれだけいるだろう」と期待している。

 研究の詳細は「ZooKeys」誌オンライン版で10月23日に発表された。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121105001