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日本にボール持たせて圧勝…強すぎた王国ブラジル


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いいですね、このタイトル「強すぎた王国ブラジル」。先日のサッカー日本代表vsセレソンの一戦を振り返っての記事ですが、やはりブラジルはブラジルですしね。とはいえ、確かに日本の成長も感じられた気はします。2014年が楽しみですね。

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■日本にボール持たせて圧勝…強すぎた王国ブラジル

 サッカー日本代表は14日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組第5戦・オマーン戦(マスカット)で今季の活動を締めくくる。10月にはザッケローニ監督就任後初めての欧州遠征を断行、同12日の敵地でのフランス戦ではW杯優勝経験国をホーム以外で初めて破る記念すべき勝利(1-0)を挙げた。一方、同16日にポーランドで行われたブラジル戦は0-4の完敗。ほぼ一方的に押されながらワンチャンスをものにしたフランス戦に比べ、パスをつなぐ持ち味を発揮する時間も長く、手応えを感じる選手も多かったが、スタンドから見ていて感じたのは、むしろブラジルの強さだった。(奥村信哉)

 2006年W杯ドイツ大会で1-4と完敗して以来のサッカー王国との対戦を前に、2つのサプライズがあった。一つは前日の公式練習が、初めて全面公開されたこと。監督の真意ははっきりしないが、フランス戦で序盤、消極姿勢が目立った選手たちに「ブラジルには小細工なしで堂々とぶつかろう」というメッセージを与えたかったのかもしれない。

 もう一つは先発メンバー。同じトップ下の選手として過去に同時起用のなかった本田(CSKAモスクワ)と中村(川崎)をそろって送り出し、本田がワントップを務めた。指揮官は試合後、「相手に的を絞らせない入り方をしようとした」と説明。前田(磐田)の負傷離脱という事情もあったが、選手たちも「中盤で激しく入れ替わり、ボールを回せればチャンスになる」(香川=マンチェスター・ユナイテッド)と「ゼロトップ」の意図をくみ、本田と中村も縦より横の連係を重視する形で積極的に仕掛けた。

 前半7分には本田のパスを受けた清武(ニュルンベルク)がチーム最初のシュートを放ち、9分にも本田が左足で狙った。12分に意表を突いた相手のつま先でのシュートから先制され、26分にはPKで2点目を失ったが、32分に長谷部(ウォルフスブルク)が豪快なミドルシュートを狙うなど一歩も引かなかった。

 ただ「攻め立てる日本」という印象より、「日本にボールを回させるブラジル」のイメージが強く残った。早い段階での2点リードでゆとりのできた王国は、「そんなところに労力を使う必要はない」とばかりに無理なボール奪取は狙わず、カットできるパスが出た瞬間、奪って一気にカウンターに出てくる場面が目立った。

 驚くべきはそのスピードと精度で、ロンドン五輪でも鋭いカバリングを再三披露した吉田(サウサンプトン)がネイマール(サントス)にあっさり抜かれるシーンには目を疑った。逆に日本が攻め込んでもチアゴシウバ(パリ・サンジェルマン)とダビドルイス(チェルシー)の両センターバックにはみじんの隙もなく、むしろ身体能力の高さを押し出して前線から圧力をかけに来たフランス以上に、落ち着きと余裕を感じさせた。

 試合後の選手たちは絶望よりむしろ手応えをつかんでいた。今野(G大阪)は「(10月12日の親善試合で0-6でブラジルに敗れた)イラクなんかはほぼチャンスを作れていなかった。つなぎながらシュートまで持って行けたのは自信を持っていい」と訴え、中村も「落ち着いて回せば回しきれる実感をつかめた」と話した。

 ただ8-0で勝利した昨年10月のW杯アジア3次予選・タジキスタン戦などを振り返ってみても、日本が圧勝する場合、ボールを保持して攻め立てる展開に限られる。第3国での親善試合というプレッシャーのかからない要素があったとはいえ、相手にボールを回させた上で大勝をつかみとる王国の懐の深さを感じずにはいられなかった。そのすごみを一番感じたのは本田かもしれない。「サッカーをやっていてこんなに楽しい試合は久しぶり」。抑えきれない武者震いを、独特の表現で口にした。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/121111/scr12111107010001-n1.htm