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タイフットサルワールドカップ2012 準決勝 「ブラジル x コロンビア」 キタケンレポート


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ブラジル代表が優勝したフットサルW杯ですが、その準決勝のコロンビア戦のレポートです。なるほど、コロンビアの状況をよく知らなかったのですが、こんな感じだったんですね。興味深いですね。とはいえ、ブラジルが無事勝って、そして決勝も勝って優勝出来てよかったです^^

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■タイフットサルワールドカップ2012 準決勝 「ブラジル x コロンビア」 キタケンレポート

コロンビアが思い出させてくれたこと

 準決勝の2試合目はブラジルがコロンビアを3-1で下した。スペイン×イタリアが戦術レベルの高いチームによるシリアスな神経戦だったが、2試合目はどこか古き良き時代のフットサルを思わせるものだった。

 大会前、コロンビアがここまで勝ち上がることを予想できた人は皆無だったはずだ。初戦ではグアテマラに敗れたチームは、試合をするごとに調子を上げて行き、イラン、ウクライナを下して初めての準決勝進出を果たした。

 コロンビアのキーマンは華奢な体格の(10)カロと、ずんぐりむっくりのマラドーナ体型の(9)レジェスだ。(10)カロは長いリーチを活かしたボールキープ、(9)レジェスはスピードに乗った状態での高速フェイントで相手を翻ろうする。

 近年のフットサルは、効率的なプレーが何よりも求められるようになった。スペインをモデルケースに、どのチームも均質化している。その中にあって、コロンビアが個人技を前面に押し出したフットサルで世界のベスト4に入ったのは興味深い。

 先制ゴールはブラジル。開始41秒で(6)ガブリエルがCKのパスを受けて、右45度の一から強烈なシュートを叩き込んだ。早い段階で失点したコロンビアだったが、GK(1)ロサノのスーパーセーブもあって、ブラジルの猛攻を食い止める。前半18分にはカウンターから(7)トロが同点ゴールを決めて、1-1で前半を折り返した。

ブラジルとしては前半だけで勝負を決めたいところだったが、コロンビアの何をしてくるか読めないフットサルに、調子を外されてしまってリズムがつかめない。後半、ブラジルはスタートから(12)ファルカンを起用する。怪我の影響もあって運動量は少ないが、右サイドからのカットインシュートはやはり驚異的だ。(12)ファルカンが強引にシュートを打つことで、コロンビアの守備ラインを下げさせたことが2点目を呼び込む。

 27分、(6)ガブリエルが左サイドで縦方向の(8)シミにパスを出して、落としに走り込んでダイレクトシュート。左足の強烈なシュートがゴール右上に突き刺さった。それから1分後には、右サイドから(6)ガブリエルがファーを狙ったパスがコロンビア選手に当たって3点目。

 それでも、コロンビアはタダでは転ばなかった。2点差になったことで開き直ったのか、(10)カロと(9)レジェスはボールを持つたびにトリッキーなフェイントを繰り出す。タイのファンは、その度に大盛り上がりだ。テクニックの代名詞でもあるブラジルの前で、無名のコロンビア選手たちがヒーローになっている姿は、皮肉的ですらあった。

 結果的にコロンビアはブラジルに敗れた。それは間違いない。しかし、コロンビアが見せたプレーの数々は、フットサルを見始めたころの純粋な気持ちを思い出させてくれるものだった。「あのテクニックすげぇ!」、「フットサルやりてぇ!」という。

http://www.futsalnet.com/fn2009/2012/11/topics-018566.php