ブラジルニュース アペルトジマオン|ブラジル経済・ビジネス・文化・生活・サッカー・音楽・旅行等、ブラジルニュースを収集・発信

変貌する「国技」…“サッカー王国”ブラジル「サッカーはキャリア」


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • SumoMe
  • このエントリーをはてなブックマークに追加




「ブラジルではサッカーを練習することがキャリア」面白い表現ですね。2014年のW杯は優勝が義務とまで言われているブラジルですが、果たしてどうなるでしょうか。変わりつつあるというブラジルサッカー界、ぜひ新しいサッカー王国ブラジルを見せて欲しいところです^^

————————————————————————————————
■変貌する「国技」…“サッカー王国”ブラジル「サッカーはキャリア」

【威信をかける王国】(上)ブラジルはいま

 開幕まで2年を切ったサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に向けた“王国”の順調ぶりに世界が目を見張った。10月16日、ポーランドのウロツワフで日本がブラジルに0-4で完敗した試合だ。

 試合はブラジル国内でも中継された。W杯決勝会場に予定されているマラカナン競技場(リオデジャネイロ)付近で売店を営むアガシ・ベルナルド・ダシルバ(55)は自慢げだった。改修が進むブラジルサッカーの聖地で約40年も熱狂的なファンを相手にしてきただけあって、目は肥えている。

 「日本はよくなっているけど、頭と同じように足も、もう少しよくならないとね。ブラジルも優勝するために、もっとよくなっていかないと…」

 ■健在を示す好機

 ブラジルにとって、64年ぶりとなる母国開催のW杯は特別な大会だ。1950年の前回開催時は決勝でウルグアイに逆転負け。25万人が詰めかけた聖地では4人がショック死したとされ、「マラカナンの悲劇」と呼ばれる。衝撃的な敗戦を引きずらないため、チームは白色から現在のカナリア色にユニホームを変更したともいわれている。

 その後、最多5度の優勝を重ねたブラジルだが、地元の人々は母国開催での優勝こそが王国の健在ぶりを示す好機だと捉えている。94年米国大会優勝メンバーで、ブラジル大会組織委員会理事のベベトは「優勝するための要素は全てそろっている。心配なのは予選が免除されていること。どうやって士気を上げていくかが問題だ」と見る。

■変貌する「国技」

 ブラジル人にとって、貧困層の希望の象徴だったサッカーも、国の著しい経済発展に伴い、層を問わない国民的スポーツへと変わりつつある。同組織委議長で、ブラジル連盟会長でもあるホセ・マリア・マリンは「今は上流や中流、どの階級の子供たちもサッカーをしている」と強調する。

 その証拠として、マリンは現在のブラジル代表の中心選手の名を挙げる。若くしてプロクラブにスカウトされ、英才教育を受けたネイマール(サントス)やオスカル(チェルシー)。スラム街を意味するファベーラ出身のロナウドや、アドリアーノの姿はもうない。マリンはこう続けた。「医者や弁護士などのキャリアが存在するが、ブラジルではサッカーを練習することがキャリアになった」

 一方で、それがチーム力の向上に結びついていない現状もある。直近のW杯は2大会連続で8強止まり。最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは13位まで落ちた。

 覇権を取り戻す大会に向け、マリンは力を込める。「2014年は感極まる、素晴らしい年になると信じている。幸せが実現するには、ブラジルが優勝しないといけない」 (敬称略)

 ブラジルが威信をかけて臨むW杯が2014年6~7月に開かれる。来年にはテスト大会を兼ねたコンフェデレーションズ杯も控えており、アジア王者の日本も参戦する。その組み合わせ抽選会が12月1日に行われるのを前に、現地を取材した。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/soccer/610320/