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ブラジル・リオデジャネイロ 祭典招致 スラム街にも「平和」を


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ファベーラに関する問題といっても、いくつかありますよね。貧富の差の問題、麻薬密売の問題、治安の問題…根本的解決を目指すならば、貧富の差の解消なのでしょうが、その意思決定は富裕層である政治家にはやはり出来ないでしょうね…というわけで、何らかの大きな革命が起こらない限りは、結局は今の形が続くんでしょうね…

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■ブラジル・リオデジャネイロ 祭典招致 スラム街にも「平和」を

2014年夏に64年ぶりのサッカーワールドカップ(W杯)が開催されるブラジル。その2年後にはリオデジャネイロでの夏季五輪も控え、その経済効果への期待も高まる。世界中から人と注目が集まるビッグイベントに備え、ブラジル政府は今、開催地域の治安の向上に躍起になっている。

中でも、闇社会の温床となっているスラム街への対策は急務だ。W杯決勝が行われるマラカナンスタジアムがあるリオデジャネイロだけで、ファベーラと呼ばれるスラム街が約1000カ所あるとされる。スラムは麻薬取引や組織犯罪の温床とされ、かつては事情を知る住民以外は立ち入れない地域だった。

政府は2008年以降、国内約30カ所のファベーラで掃討作戦を実施。警察官らが戦闘ヘリや装甲車などを使った大規模作戦では銃撃戦となって、30人以上の死者が出る惨事も起きた。

スラムの暮らしはどんなものなのか。確かめたくなり10月下旬、制圧されたファベーラの一つで、南米最大規模の約10万人が生活しているとされる「ロシーニャ地区」を訪ねた。

≪劣悪な生活環境 光差す日は…≫

白砂の海岸が広がるリオデジャネイロ南東部のコパカバーナビーチから、山道をバスに揺られて約30分。ロシーニャ地区にたどり着いた。徒歩圏内には高層ビルや高級住宅街もある。

 ロシーニャ地区は昨年11月、ファベーラ掃討作戦の一環として、武装した警察官ら約3000人が装甲車などで乗り込み、制圧された。麻薬組織が潜伏していたとも言われる。

 それから1年-。いまではパトロールする警察官の姿が街に見られ、観光客も立ち入ることができるようになった。ただ、そこに暮らす人々の生活環境に光が差すまでには、まだ時間がかかりそうだ。電線がむきだしになった細い路地を歩くと、漂ってくるのは道端に放置された大量のごみが放つ、饐(す)えた臭いだった。

 外務省によると、ブラジル国内で発生する殺人事件の件数は年々減少しているが、リオデジャネイロ州内に限って見ても、2010年中の発生件数がざっと日本の約4.5倍となるなど、治安がいいとは言えない状況だ。北部地域にはまだ手つかずのファベーラも多く、政府のもくろみは焼け石に水との批判もある。

 果たして、ブラジルの影をなすスラム街に光は差すのか-。ロシーニャ地区で暮らしたことがあるリオデジャネイロ在住の写真家、伊藤大輔さん(36)は「ブラジル人でもファベーラに一度も来たことがないという人は多い。偏見はなかなか変わらない」と話している。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121210/amr12121012250001-n1.htm