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米アップル、今度はブラジルで商標権で訴えられる


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タイトルは「訴えられる」になっていますが、まだ訴えられてはいないですよね?たしか。中国のそれに比べると悪意は低く、iPhoneが世界で発売される数年前に、既に商標登録していたわけで、まぁこれはしょうがない気もする話ですが、さてどうなるでしょうか。現状だと2018年まではグラディエンテが権利を持っている状態です。

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■米アップル、今度はブラジルで商標権で訴えられる

【サンパウロ】米アップルは人気のモバイルデバイスをめぐる海外での新たな商標権問題に取り組んでいる。今回は南米での「iPhone(アイフォーン)」の名称に関してだ。

ブラジルの電子機器メーカー、IGBエレクトロニカは今週、「IPHONE Neo One(アイフォーン・ネオ・ワン)」という名前のスマートフォンを販売すると発表した。同社はそのブランド名「グラディエンテ」で知られる。アップルが同国で新型「アイフォーン5」を発売してからまだ1週間もたっていない。

グラディエンテは、アップルが人気のアイフォーンを発表する6年以上前の2000年に「IPHONE」の商標登録を申請したためこの名前を使用しているという。グラディエンテは新製品発表に当たって、著作権侵害でアップルを訴える可能性のあることも示唆。自社の知的財産権を守るためには「世界の企業が使っている全ての措置」を取るとしている。

同社のユウジェニオ・シュトープ社長は「この2つのブランドは市場で共存できない」と強調し、「何らかの措置を取らなければならないのはアップルの方だ」と指摘した。グラディエンテはブラジルではおなじみの名前だが、ここ数年は財務面で困難に陥っている。

アップルは06年、ブラジルでアイフォーンの商標登録をしようとした。しかし、同国国立工業所有権院(INPI)のブランド局のシルビア・ロドリゲス局長代行は19日、ウォール・ストリート・ジャーナルとの電話会見で、INPIはこれを却下する公算が大きいと言明した。

ロドリゲス氏は「電話に関しては、このブランドはアップルではなくグラディエンテに属する」とし、「グラディエンテはそのブランドを守る権利がある」と述べた。ただ、INPIの見解は知的財産法に限られており、法廷闘争となれば、ブラジルの裁判所は別の要因も考慮する可能性がある」と付け加えた。

ネオ・ワンがアイフォーンとそっくりということではないが、ネオ・ワンは長方形の角が丸まっていてアップルのアイフォーンに似ている。また、色は黒と白、タッチスクリーン方式で、背面にメタリックな幅広の帯が入っている。基本ソフト(OS)はグーグルのアンドロイドで、メモリー容量はアイフォーンよりはるかに小さいが、価格は288ドル(2万4000円)程度と安い。ブラジルで販売されているアイフォーン5は最低で1207ドル。

アップルは同様の問題をメキシコでも抱えており、同国の通信設備メーカーは03年に自社の名前「iFone」を登録した。アップルがアイフォーンをメキシコで登録したのはその4年後だった。アップルは09年に、この会社の商標権無効の判断を求めて提訴したが、同社は逆に、損害賠償としてメキシコでのアイフォーン売り上げの一部を支払うよう求めて裁判を起こした。

これまでのところ、アップルの訴えは1、2審で退けられたが、最高裁判所は今週、アップルの上告を受理した。ここで下級審の判断が維持されると、このメキシコの通信設備メーカーが損害賠償を認められる可能性が出てくる。

アップルはここ数年、自社のモバイルデバイスの人気が高まる中で、国際展開をアグレッシブに進めており、こうした訴訟が相次いで起きている。同社の売上高に占める海外の比率は約60%に上る。

同社はつい最近、中国で「iPad(アイパッド)」の名称を使う権利があると主張してアップルを提訴し、アイパッドの製造と販売の差し止めを求めた同国企業との厄介な訴訟を終えたばかりだ。既に09年にこの中国企業から商標権を購入していたと考えていたアップルは、契約違反だとしてこの企業を訴えたが、結局、7月になって6000万ドルを同社に支払うことで和解した。今年1~3月に大中華圏で80億ドルの売り上げがあったアップルとしては比較的小さな額だった。

法律の専門家によると、ブラジルでの紛争は今後数年続く可能性がある。グラディエンテは08年に商標登録が認められており、同国の規則では、同社は18年まで独占的にこれを使用することができる。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324277004578190464192696622.html