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ブラジルに熱い視線注ぐ中国企業


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レノボ、バイドゥのブラジル侵攻のお話。確かに中国企業は積極的に攻めている印象ありますね。まぁ韓国企業も同じかとは思いますが。「次の5億人のパソコン購入者のうち20%超がブラジル人」だそうで、「ブラジルは中国以外では最も重要な市場」だそうです。

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■ブラジルに熱い視線注ぐ中国企業

【サンパウロ】中国の消費者向けIT企業大手は国内市場を独占しているが、海外では参入に悪戦苦闘している。それを打開するため、ここに来てブラジルなど新興国市場への食い込みに力を入れている。

 中国企業は新興国市場を選好する。参入が米大手企業に大きく出遅れていないことが理由だ。パソコンの聯想集団(レノボ)やインターネット検索の百度(バイドゥ)は、ブラジルに積極的に攻め込んでおり、ヒューレット・パッカード(HP)やグーグルなどに対して優位に立とうとしている。同国は保護主義や官僚主義の長い歴史を持ち、労働コストも高いため、一部の米企業は米欧市場で業界リーダーであっても、ブラジル市場には浸透していない。

 米中の企業はブラジル市場が重要性を増しているとの点で意見が一致している。中間層が増大を続けており、それが事業コストの高さを圧倒している。

 レノボは、次の5億人のパソコン購入者のうち20%超がブラジル人になると予想している。同社によれば、中国以外で最大の市場は今やブラジルだという。

 サンパウロにある調査会社ミルワード・ブラウンのシルビア・クインタニルハ副社長(顧客サービス担当)は、「ブラジルは人口が多く中間層の購買力が拡大しており、あらゆる企業がブラジルに関心を示し、ブラジル市場に参入しようとしている」と語る。

 バイドゥの国際部門の責任者であるジョン・ディロン氏は「ブラジルは中国以外では最も重要な市場である」と断言する。同氏は「ブラジルは全体として高成長を続けており、インターネット市場も高い伸びを示している。それにもかかわらず、世界的な大企業の中にはブラジル市場にそれほど注目していないところもあり、我々が参入する絶好の機会である」と強調した。

 だが、中国企業が海外で自社ブランドを確立させるのは容易ではなさそうだ。バイドゥは日本市場では限られた成功しか収めていない。グーグルはブラジル市場で新規参入者に市場を奪われているが、依然として支配的な地位を保っている。レノボは新興国市場で高成長を遂げているが、米国ではHPやアップルの後塵を拝している。

 ブラジル市場では、中国勢だけが新規参入者ではない。ネット交流サイト(SNS)のフェイスブックは、つい2、3年前までブラジルでは事業を展開していなかったのに、昨年9月の閲覧者数は41%増の4330万人に達した。韓国のサムスン電子も、値引きなどでブラジル市場に攻勢を掛けており、すでにパソコン、スマートフォン(多機能携帯電話)で主力メーカーの1つになっている。

 中国企業は、国内市場での成功体験を再現したいと思っている。バイドゥは中国では、検索バーを大きくして漢字を収容しやすくするなど、サービスを市場の特異性に合わせたこともあって、グーグルに対し優位に立っている。そこでバイドゥは、今年ブラジルのユーザー向けにホームページ「Hao123」を立ち上げるなど、ブラジル市場に特化したさまざまな取り組みを行っている。

 レノボは、ブラジルで製品の組み立て・設計や部品調達を拡充していく方針で、地元エレクトロニクス企業のCCEを買収し、工場の建設も進めている。同社ブラジル事業の責任者であるダン・ストーン氏は、「競合他社はブラジルには大きな機会があることを分かっていないようで、誰も手を付けていない『まっさら』な市場のようなものだ」とし、「我々は中国以外ではブラジルへの投資に最も力を入れるつもりだ」と語る。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324890804578228833410513070.html